競馬の券種には三連複という馬券があります。1着と2着と3着になる競走馬を、順番に関係なく予想し当てるという馬券になりますが、的中の幅も広く、時には万馬券も出る魅力な馬券となっています。
バランスが良い馬券ですが、一歩間違えるとトリガミになってしまったり、軸予想を間違えるだけで外れてしまう馬券とも言えます。
そこで、この記事では三連複のおすすめの買い方や、予想する時のコツなどを紹介していきたいと思います。初心者の方や、そろそろ馬連ではなく三連複で馬券を買ってみようと思っている方は是非参考にしてみてくださいね。
三連複馬券の特徴とは?
馬券の買い方や予想のコツを知る前に、しっかりと三連複について詳しくなっておきましょう。馬券の特徴を把握し、レースに生かすことで的中率も上がっていくと思います。
冒頭でも説明しましたが三連複は1着と2着と3着を順番に関係なく的中させる馬券になります。三連単とは異なり、順番は関係なく選んだ3頭が3着内に入っていれば当たりとなるため、三連単よりも的中率は格段にアップします。
順番に関係ない馬券では、複勝→ワイド、馬連→三連複の順で難易度が上がっていくため、馬券の中では難しい部類に入るかもしれませんね。
3頭予想し選ぶ必要があるので、競馬初心者の方は少し混乱してしまうかもしれませんが、軸馬をしっかりと見極めて、ヒモに穴馬が来ればオッズも高くなりやすく、バランスに優れた馬券となっています。
過去の三連複の高額払戻しランキングトップ3
三連単は的中することが難しいですが、その分高額な払戻しに期待が持てる為、人気が高い馬券となっています。
しかし、三連複も侮ることはできません。荒れたレースでは数十万円になることも珍しいことではなく、夢が詰まった馬券とも言えます。
そこで、ここでは過去に実際にあった三連複の高額な払戻しランキングの上位3つを紹介したいと思います。
- 2006年9月9日中京競馬場:6,952,600円
- 2017年12月3日中京競馬場:5,508,803円
- 2012年4月7日中山競馬場:3,345,390円
となっています。3連複でこの金額になるのは凄いですね。ここまで高額にはならなくとも、十分な払戻しは多くあります。もちろん、人気馬で決着した時には5倍以下になることもあるので、三連複で馬券を購入する時には、他の馬券でも購入も頭に入れながら予想をするようにしましょう。
三連複のおすすめの買い方や予想のコツを紹介
それでは、ここからは本題の三連複のおすすめの買い方や予想をする時のコツについて紹介していきたいと思います。
本当に初めて予想するような初心者の方には不向きかもしれませんが、数レース予想したことがあるような方には特におすすめの馬券となっています。
三連単でなかなか的中できずに悩んでいる方は、三連複から始めると良いかもしれませんね。ぜひ参考にしてみてください。
三連複を購入する時はフォーメーションがおすすめ

201105011600000
三連複に限らず馬券の買い方は複数あります。ボックスと呼ばれる選択した競走馬の全てのパターンで買う方法や、軸を2頭にしてヒモで全通り流す方法などがありますが、三連複を購入する時にはフォーメーションがおすすめです。
フォーメーションにすることの大きなメリットは点数を絞ることができる点です。例えば7頭の三連複ボックスを購入しようとすると、35点になってしまい、最悪の場合トリガミになる可能性もあります。
そこでおすすめするのが、1頭軸か、2頭軸の方法です。それぞれの例を紹介していきましょう。
まずは1頭軸の場合ですが、7頭気になる馬がいた時に1頭を軸に決めて、さらに2頭くらいを2つ目の軸にする方法のことを言います。
実際に購入するパターンだと
- 1番
- 2番、3番
- 2番、3番、4番、5番、6番、7番
以上のような買い方になります。これだと点数は12点になるため、ボックスよりもかなり少ない点数にすることが可能となります。
さらに2頭軸の場合だと
- 1番
- 2番
- 3番、4番、5番、6番、7番
このようになるので、たった5点だけで済んでしまうのです。しかし、1番と2番が必ず3着以内に来ないと的中とはならないので、軸馬をしっかりと見極めることが必要になります。
軸馬選びが重要
上記でフォーメーションがおすすめと紹介しましたが、そこで最も重要なのが軸馬を選ぶことです。例えば、先ほどの2頭軸の例を見ると
- 1番
- 2番
- 3番、4番、5番、6番、7番
この買い方になっていましたが、軸馬選びに失敗して1番、3番、4番で決着し、せっかく選んでいたのに馬券は外れてしまうということになってしまいます。
全く予想が当たらなかった時には、「全然だめだった」と簡単に諦めがつきますが、上記のような外れ方をすると悔しい気持ちが大きくなってしまいます。
三連複のフォーメーションで一番起こり得る失敗が軸馬の選びなのです。三連複フォーメーションは的中率もそこまで悪くない買い方ではありますが、2頭軸などにした場合は軸を外しただけで簡単に馬券が外れてしまいます。
不安になると軸を増やしたくもなりますが、それだと今度は点数が増え厚く賭けれなくなってしまうため、破壊力が損なわれてしまうのです。
少ない点数で購入するためにも、しっかりと軸馬を見極めて高額な払い戻しを狙うようにしましょう。
穴馬をしっかりと絡める
上記のフォーメーションをまた例に出しますが、1番、2番は人気馬になっても仕方がないと思いますが、3,4,5,6,7番の中には下位人気の競走馬もしっかりと絡めるようにしましょう。
できれば2番も上位人気馬ではなく5番以下の人気の方がおすすめです。その理由はオッズにあります。
三連単と同じように三連複も人気が高い馬券になりますが、例えば1,2,3番人気で決着するようなレースでは、オッズが10倍以下になることも珍しくありません。時には5倍程度になることもあり、妙味が全くないのです。
ここで注意したいのは、競馬は当てなければ意味がないということです。1,2,3着になりそうな競走馬の人気が高いから、あえて穴馬を軸にして少ない可能性に賭ける!という買い方では的中率も回収率も上げることはできないでしょう。
ではそうすればいいのか。上位人気馬で決着しそうなレースは買わない、または三連複では買わないと判断することです。
ある程度荒れそうで、下位人気馬にも関わらず好走しそうな競走馬いた場合に、軸にし予想をすることで三連複の最大の強みを実感できるようになると思います。
1番人気が飛びそうなレースに注目する
1番人気になった馬の3着内率は62%程度というデータがあります、2番人気だと50%と言われており、流石の成績と言わざるを得ませんね。
しかし、逆に考えれば1番人気でも3回に1回くらいの割合で3着に入らないという見方もできます。3連複はどうしても1番人気が絡んでしまうとオッズが低くなってしまいますが、1番人気が来ないだけで高いオッズになりやすい傾向とも言えます。
逆に10番人気以下の馬だと3着内率は10%以下になるため、狙い過ぎもよくはないですね。
そのため、1番人気は保険でヒモに入れておき、軸には3番人気から6番人気くらいの競走馬を選択するのが現実的かもしれません。
とにかく3回に1回くらいの割合で来る1番人気が飛ぶレースを見つけることも三連複で勝つためには必要になると思います。距離や騎手、パドックを見た時の馬の調子など、不安要素を探して1番人気を消し、的中させることができれば回収率を大幅に上げることができると思います。
ワイドから三連複に変更する
ワイドは3着以内に入る競走馬を2頭選び当てるという馬券で、人気も高く、1点狙いで厚く賭ければ十分配当に期待できる馬券となっています。
しかし、注目してほしいのが、ワイドから三連複へと変更することです。ワイドで1点を狙うということは2頭軸の三連複の予想もスムーズに行うことができます。
荒れそうなレースなどはオッズをしっかりと確認して、三連複の方が高い配当を狙えないか考えるようにしましょう。
例えば、ワイド1点に3000円賭けようとしていたとします。選んだ2頭も人気が低く、さらに1,2番人気が飛びそうなレースでは、三連複6点に500円賭けた時の方が、高い払戻金になることもあります。
的中率は下がってしまうかもしれませんが、狙う価値はあると思います。不安な場合は6点に300円にして、残りの1200円でワイドを購入するという手もあります。
競馬ではこのような機転が必要になることが多く、うまく高い払戻金を狙っていくことも必要になります。オッズにはつてに注目し、少しでも高い払戻金を積極的に狙うようにしましょう。
まとめ
今回の記事では三連複を買う時のおすすめの方法や、予想をする時のコツについて紹介させていただきました。紹介した内容をまとめると
- 三連複を買うならフォーメーションがおすすめ
- 軸選びが最も重要
- 穴馬もヒモに入れる
- 1番人気が飛びそうなレースに注目する
- ワイドで購入する時には三連複への変更も考える
以上の様になります。三連複は予想もしやすく、的中率も低くなく、それでいて高い配当も狙えるため、馬券の中でも人気が高く、バランスが良い馬券と言うことは分かっていただけたと思います。
しかし、一つ間違えるとトリガミになったり、思ったような配当にならないことも少なくないため、オッズの確認は怠らないようにしましょう。
三連単を買い続けているけど、的中率が上がらずに思ったような収支になっていないという人は、一度三連複に切り替えて予想をしてみると良いかもしれませんね。
個人的には三連複で予想をして、これだとあまり配当に期待ができないなという時に三連単に変えたりしています。その分リスクは伴いますが、軸に選んだ競走馬がしっかりと勝ってくれれば的中にもなりやすいのでおすすめです。